僕に足りないもの、、、

「公務員を辞める」と言うとみんなが笑った。でも、退職願を出した僕の顔を見ると、、、

あれはちょうどランチの時間だった。
みんな昼休憩でのんびりしようと食堂はがやがやにぎわっていた。
ふざけた話をしたり、会社の愚痴をいったりしながら。

その中の1人、40代後半の上司がボソッと言った。

「はぁ、、、こんなつまらん組織はよ辞めたいわ」

それを聞いていた周りも口々に同意した。

公務員の仕事は、新人の頃は覚えることもたくさんあって大変。
でも、慣れてしまうと毎日同じこと繰り返し。
10年も同じことを繰り返していると飽き飽きしてくるもんです。

だからこの上司が言うような愚痴はしょっちゅうあちこちから聞こえてきます。

僕はそれがすごく嫌でした。

愚痴をいって現状を変えようとしない人間にもムカつくし、
不満に思っていても現状を変えられない自分にはもっと腹が立っていた。

そう、僕は35歳のときにこんな仕事は辞めてやると思って、
副業の勉強を始めてみたものの全然結果は出ない。

プログラミング、アフィリエイト、ブログ、せどり、、、などなど。
いろんなことに手を出すけど、継続しないもんだからまったくスキルアップしない。

そんなことやっているうちに3年があっというまに過ぎてしまった。

こういうネットで流行っている稼げる方法に次々に手を出す人のことを「チャンス追求型人間」いうらしい。
僕はそれにどっぷりハマっていた。

そもそも継続しないで得られるスキルなんてこの世には一つもない。

そんなことも冷静に考えられずに、今のつまらない環境から早く抜け出したいと焦っていた。

コロコロやることを変えていたけど、それでも諦めてはいなかった。

成功哲学の本や成功者のオーディオを聞いてるうちにマインドだけはいっちょ前になっていたようだ。

そしてある日、気付いた。
もっと早く気づけよ、、、という話なんだけど、

僕に足りなかったものは、継続ではなかった。スキルでもなかった。時間でもなかった。

結局は、そんなことを言い訳にする前に、「覚悟」が足りていなかっただけだった。
公務員という安定したステータスを捨てられない。
いつでもここに戻れるという状況が完全に自分を甘やかしていた。

だから、僕は2023年3月に決意した。

2024年3月で公務員を辞めると。

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この記事を書いた人

フリーのセールスコピーライター。

スキルなし、人脈なし、実績なしで脱サラ。パソコンひとつで稼ぐライフスタイル。

趣味:読書、旅、家族

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