ちょうど今から1年前。2024年の寒い1月、ある決断をした。
自宅の書斎で、いつもの椅子に腰を掛け、ある本を読んでいた。
妻も息子もまだすやすや寝ている6時頃。
遠くの方から阪急電車が通り過ぎる音が聞こえていた。
その本に書いてあった一文が僕の心を動かした。
そして決断した。
2024年3月、絶対に公務員の仕事を辞める、、、と。
思い返すと、あれは約4年前、、、2020年の3月。
コロナが未知のウイルスとして世間を恐怖に陥れていた。
その頃の僕は公務員の仕事に嫌気がさしていた。
毎日、毎日同じことの繰り返し。
やりがいのない仕事内容。
次から次に上から降ってくるお役所仕事。
そして、公務員の仕事から一歩外に出ると、
なんのスキルもない自分に将来の不安も感じていた。
「もし急に公務員の仕事がなくなったら、俺生きていけるんか?」
「30年後の年金なんて保証されてへんのに大丈夫か?」
と。
世間からみると、公務員の身分なんて安定しているし、
何が不安なんだと思われるかもしれない。
むしろ、福利厚生やボーナスとか恵まれすぎているやろ、、、と。
でも、組織のなかにいると見え方は違う。
もう、10年以上働いていると組織のダメなところ、
つまらないところ、いっぱい見えてきてしまう。
安定と金のためだけに生きる人生なんてマジでつまらない。
だから、そんな環境から抜け出そうと、僕は副業の勉強を始めた。
もちろん、公務員は副業が禁止。
だから内緒で。というより「稼げるスキル」を身につけたかった。
最初は、プログラミングを始めた。
そのあとは、ブログやアフィリエイト、せどりなどネットビジネスなんて言われるものに
片っぱしから手を出していた。
でも、どれも続かなかった。
少しかじってみては、すぐ止めてしまうからスキルも全然つかなかった。
「はぁ・・・俺は何しても続かへんなぁ」
と自己嫌悪になりながらも、
何かビジネスを始めては、数ヶ月でまた日常生活に戻るなんて生活を3年間も続けていた。
自分でも、そんな中途半端な生活をよく4年間も続けられたなと呆れるほどだ。
妻と、当時0歳の息子がいる中でそんな生活を始めたんだから
今思い返すとつくづくバカな生活をしていたなぁと思う。
でも毎日つまらないと思いながら生活する環境からどうにかして逃げ出したかった。
息子に、毎日つまらないと思いながら過ごす父親の姿を見せたくなかった。
だから、副業を止めても、いつも頭のどこかに「このままでいいのか?」って言葉がチラついて
元の生活には戻れなかった。
そして、2023年の1月。自宅の書斎で読んでいた本にこんなことが書いてあった。
”すべての成功は個人的な決断から生まれる”
そう、僕には決断が足りなかった。
他にもこんな言葉が書いてあった、、、
”多くの人は自分で作り上げた監獄で過ごしている”
- 副業を止めても公務員の仕事がある。
- 家族がいるのに公務員を辞める必要がない。
- 公務員ほど安定して給料をもらえる仕事はない。
- 公務員を辞めてうまくいかなかったらどうする、、、
こんな言い訳をひたすら並べて、自分から牢屋に入っていた。
いつまで経っても中途半端に行動して、人生の時間をどんどん失っていた。
子供との時間を削り、妻との時間を削り、友達との時間を削り、、、
何も手に入れていない3年間。
やっと決断できた。
2024年3月、絶対に仕事を辞めると。
ここから第二の人生が始まる。
コメント